株式会社 リベルラコーポレーション

鼈甲のメガネフレームになるウミガメ

海亀の一種、『タイマイ』。その甲羅の事を『鼈甲(べっこう)』といいます。

鼈甲は首甲1枚、背甲4枚、船甲2枚、本甲4枚、据甲2枚の計13枚と、そのまわりのツメ甲から構成されております。

ツメ甲の中でもおしりの部分の2枚を大ヅメと呼び、この部分に貴重な白甲と呼ばれる淡い黄色みを帯びた鼈甲があります。

その他のツメをバサヅメと呼びます。

通常、製品に使用するのは本甲で、背甲などは、先甲(モダン鼈甲)に使用したり、修理に使用したりするのが一般的です。

ツメの中で眼鏡に使用するのは大ヅメとその上の1・2枚のバサヅメで、残りの上の方のバサヅメは使用しません。

バサヅメは主に眼鏡ではなく、簪やネックレスなどに鼈甲アクセサリーに使われます。

鼈甲の原材料タイマイ

鼈甲の原材料タイマイ

製造行程の概略

本甲

主に本甲を使ってフレームを作っていきますが、このようにまだら色なので、同じ色の部分を切り抜いて集めていき、水と熱での圧縮を繰り返す事により、厚みをつけていきます。最初に行う生地選びがよりよいフレームを作る上で一番重要な作業になります。

切り抜き

右の写真はサーモント用にモダンやマユの部分を切り抜いた鼈甲です。生地選びが終わると、材料を鋸で切り抜いていきます。

接着

同じ色目で生地選びして切り抜いた部分を削って合わせます。 熱湯につけて仮付けしますが、汚れや油分など、不純物が残っているときれいにくっつかず、後々の割れの原因にもなりますので、やすりやペーパーなどできれいに接着面を整えます。

熱湯での接着

仮付けが終わると最後に完全に接着していきます。 接着と言っても、接着剤などでくっつけるのではなく、鼈甲のもつニカワ質を利用して、水分を含ませた後熱して圧縮すれば、継ぎ目がわからない程きれいに鼈甲同士が1つのものになります。各部分を圧縮した後、ペーパーやバフで磨いて、鼈甲独特のきれいなツヤを出した後、組み立てをして1本のフレームが出来上がります。

鼈甲は基本的に色が濃い方が安く、明るければ取れる数も少なく、価格も高くなっていきます。 一般的に、『トロ(並)甲』→『中トロ甲』→『上トロ甲』→『極上甲』→『オレンジ甲』・『白甲』と順番に希少価値を持ち高くなっていきますが、この他にも色がまだらな『バラ甲』や赤みをおびた『赤甲』、また色は濃いのですが、光が透けない程真っ黒な『真黒甲』などがあります。真黒甲は濃い色合いですが、トロ甲や中トロ甲などよりは希少価値があり、価格はあがります。

鼈甲の種類